GPZ900Rのラジエターとオイルクーラーの大型化

GPZ900Rのラジエターとオイルクーラーの大型化

バイクいじり、今回はNチビではなくて忍者の方です。

GPZ900Rは元々オイルクーラーとラジエターの熱処理能力が低く、高速移動が多い外国ならともかく低中速移動が大半を占める混雑しがちな日本の交通事情には合って無く、オーバーヒートを心配してしまうほどのウィークポイントとなっていて、このバイクをカスタムするとなると昔からまずここからがとっかかりになるんですね。

そこで今回、大袈裟でお金がかかるカスタムじゃなくて、実質本位のプチカスタムをしてみた。何年か前からヤフオクで見つけて買い揃えていた一万円のノーマルよりも2割用量が大きいアルミラジエターと、1200円で落札したGPZ1100(水冷モデル)のオイルクーラーがガレージの隅で忘れられかけていたので装着してみました。

ほぼ無加工に近い状態で付くらしいのですが、はたしてどうなる事やら。

GPZ900Rのラジエターとオイルクーラーの大型化
目次

GPZ1100のラジエターがほぼボルトオンでGPZ900Rに付くってホント?

結論で言いますと本当でした。オイルラインもノーマルをそのまま使いましたもん。ただ、ノーマルステーを使う場合はサンダーで一部分削らないと入りません。ノーマルより1100用の方が倍以上の大きさなので当然ですが。ちなみに変更した部品は下記写真の通り。

GPZ900Rのラジエターとオイルクーラーの大型化
上がノーマルで下が社外品。

厚みだけが若干違います。これで冷却効果20%アップなんだそうです。

GPZ900Rのラジエターとオイルクーラーの大型化
こうしてみると、厚みが2倍近い感じです。

オイルクーラー。上がノーマルで、下が1100用。倍近い用量です。(笑)

コアの段が4段から7段に増えました。
これは効果抜群でしょう。コアの数がほぼ2倍

ちとオイルのホースラインの取り回しと取り付けステーの加工に少し悩みましたが、割と難なく付きました。ほぼボルトオンと言って良いでしょう。

ただ、ノーマルステーを使用する場合はサンダー買わないとかな。(笑)バイクや車や小さい大工仕事くらいは自分でなんとかメンテナンスしよう、って思っている漢はサンダーくらい一丁持っとけ!(無茶振り御免。)

勤め先とかにあったら、是非使わせて貰いましょう。(笑)

ノーマルオイルクーラー。貧相です。

当時は日本国内ではオーバー750は販売出来なかったので、日本国内市場は頭に無かったんでしょうね。中高速移動がメインの海外ならいざ知らず日本国内では熱対策がこれでは貧相過ぎです。

※お問い合わせを頂いたんで、もう少し細かい写真をお見せしますね!😆

ステーはノーマルをそのまま使いましたが、まずは下の部分を合わせ、ここを基準に現物合わせでステーの邪魔な部分をカットし、組み上げて行く事にします。

下を決めたら上から自作の金具で吊る形になるのですが、これは市販の汎用ステー金具を買って来たのを自分で現物合わせで切ったり曲げたり穴を開けたり広げたり。ここが一番大変かも知れません。

でも、長穴仕様の汎用ステー金具を使えばそんなに大変でもないかな。

オイルラインはそのままノーマルを使いました。ただ中々取り回しが大変かな、なんて思ってかなり悩みましたが最終的には何て事は無かったです。

全てのオイルラインのボルトを緩めて遊びが有る状態で仮組みし、組み上げていけば難なく付きました!

その際にはオイルラインのガスケット座金も怠けず新しいのに変えましょう!でないと三枚上の写真のようにオイル滲みを発見してしまいますwww

GPZ1100用に換装終了。効果は抜群でした、水温の下がり方が早くなりました。

GPZ900Rのラジエターとオイルクーラーの大型化

ゴリゴリのカスタムも格好いいけど、俺は最小限のカスタム(改善)で済ませるよ。

GPZ900Rのラジエターとオイルクーラーの大型化
違和感ないでしょ?(笑)

見た目はノーマルだけど実はしっかり弱点は克服している感、自己満足だけど満足です♪ 金かけて人に「すげぇ」とか思われるカスタムとか、もう卒業です。自分自身がバイクと一体になって人車共にストレス無く旅出来れば、それだけで良いのです。

ついでなのでスプロケットも変えました!

アファムの鉄。(笑)
!
スプロケットのボルトはホイールを外す前に緩めよう!


スプロケットのボルトはホイールを外す前に緩めよう!

僕はそれをやっちまったのですが、ホイールを外してからはスプロケのボルトなんて、早々簡単に外れません!外れちゃいけない部品、ってのも有るけど、力が入りにくいのです。

僕は「電動インパクトレンチ」を持っていたので難なく外せましたが、人力だとかなり大変です。

なので必ずホイールを外す前に緩ませるだけやっちゃいましょう。ホイールごとタイヤを外してからだと力が入らず苦労しますし、下手をするとボルトを舐めてしまう可能性が有ります、要注意!

オイルクーラーの脱着作業だったので、ついでにオイル交換も出来ました。

最低限、このくらいのオイルは奢ってやりましょう!

ここで注意だけど、「バイク用のオイル」を四輪車に入れるのは全然無問題だけど、バイクにホームセンターで売っているような安いオイルを入れちゃ絶対に駄目ですよ!!

考えても見て下さい、車のエンジンなんてどんなスポーツカーでもせいぜい回っても8000とか10000rpmだと思うのですが、バイクのエンジンは10000rpmから20000rpmとかの超高回転の超精密エンジンです。

僕は恥ずかしながらも一回それで高速走行時にロッカーアームを齧らせてしまった事が有ります。ライダーの皆さん、エンジンオイルは決してケチっちゃ駄目ですよ!後で高く付きますので。安全に楽しいバイクライフを送って下さいね!

それじゃ!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • はじめまして、GPZ900RーA6に乗っています、gpz1100のオイルクーラーがボルトオンだと知り、私もやってみたいと思いました。そこでお尋ねしたいのですが、オイルクーラーのラインも900Rのノーマルを使用可能なのですか?ステーの加工はサンダーを持ってますので何とかするつもりです。お返事お待ちしております。

  • オノヨシノブさまこんにちわ!😆

    A6っすか!俺も前の忍者はA6でした。パワーが有って良いですよね😊
    取り付けはノーマルラインをそのまま使えますよ!ただガスケットの座金はちゃんと変えないとおいらみたいに今更オイル滲みに気がついてしまいますw

    サンダーさえ有れば金具を自作する方が大変かな?意外やすんなり付くので大丈夫ですよ!念の為に写真を増やして記事を書き換えておきましたのでご参考にどうぞ!😆

コメントする

目次