ゴールデンウィーク前に書いた記事でカワサキがワークス体制で復活する旨を伝え、「今年の鈴鹿8耐は熱い!」と書いたんだが、今度はヤマハがやってくれました!
テック21カラーが34年ぶりに復活 !!
ヤマハは2019年の鈴鹿8耐で5連覇を狙ってくる。ワークス体制のヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは今年も中須賀、ロウズ、ファン・デル・マーク組で参戦する。
なぜこのタイミングで「 資生堂 テック21カラー」の復活なのかと言うと、YZFーR1が誕生して21年目なのと、今年は「令和元年」なので「R1」と引っ掛けたのだそう。34年前から「資生堂テック21レーシング」が解散した後もヤマハはエースゼッケンとして「21」を使い続けた事から、復刻カラーで参戦する。
ちなみに資生堂から許可して貰えたとの事だが、そもそも「テック21」はとっくの昔に廃盤商品な為、資生堂はスポンサーにはついて無いとの事。そもそも「テック21」は当時の空前のバイクブームの中でそんな若者を狙った男性用化粧品。ぶっちゃけ、個人的にあまり好きな匂いでは有りませんでしたが。
ちなみにこの復刻カラーは今年のみで、資生堂からテック21の商品が再発売される事は無いとのこと。
1985年 のレースは鈴鹿8耐の伝説となった。
テック21カラーのヤマハYZFで34年前というと忘れもしない1985年の伝説の年ですね。僕も見に行ってましたが、一番印象に残っている忘れられない伝説の一戦でしたね。
スタートを失敗したケニー・ロバーツは、ほぼ最下位からスタートしたにもかかわらず、たったの30分ほどの間に50台以上もごぼう抜き、トップグループに入った状態で一時間後にパートナーの平忠彦にバトンを渡す、という快挙を目の当たりにした当時のバイクファンは皆口々に「すっげぇ!」しか言えなかったのでした。
その後はブッチギリでトップを独走して誰もが「ケニー・ロバーツ/平忠彦組」のスターチームの優勝を疑わなかったのですが、ラスト30分の所で「鈴鹿の魔物」が仕事しちゃったんですよね。
なんとラスト30分でエンジンのバルブ欠損というトラブルで、メインスタンド前でYZRが息絶えてしまったのでした。
ちなみに鈴鹿8耐40周年記念の一昨年にレジェンドライダーが沢山来たのですが、その時にケニー・ロバーツも来て、このYZRを走らせています。
今年も去年に引き続き行けないんだけど、今年は見逃せないレースですね。生で見に行ったら、絶対に泣いちゃう自信ありますわ。
だってバイクブームも日本経済もピークで僕なんて19歳でしたからね。青春の真っ盛りですよ。あの頃を彷彿とさせる今年の鈴鹿8耐、泣かないでいる自信はありません。今年行ける人が本当に羨ましいです。
それじゃ!
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