コンビニで売っている、俗に言う「コンビニコミック」。その中でセブン・イレブンで売っている「思い出食堂」って漫画が好きだ。
大体いつも色んな作家さんの作品が18話前後掲載されていて、大体500円くらい。いずれも懐かしさを感じさせる食にまつわる思い出話が共通ストーリーなんだが、これがなかなか秀逸で、正直たびたび涙腺が崩壊する事もある。
その中でもこの方、「魚乃目三太」さんの作品が大好きだ。
街の弁当屋の店先にみすぼらしい格好でいつも座り込んでいる元気のない少年が居た。
弁当屋の心優しい夫婦が、間違えて作ったと嘘をついて少年に唐揚げ弁当を渡すが・・
いつしか時は流れ、大人になった少年が再び弁当屋の夫婦の前に姿を現すが・・・
とまあ、こんな感じの漫画なのですが、人によっては「ベタだなぁ」なんて思うかもしれませんが、個人的にこの方の書く漫画が大好きなのですよ。
この方は他にも「戦争めし」「しあわせごはん」その他色々と作品があるのですが、全て一貫して食にまつわるお話です。
ですが、美味を追求するような「グルメ漫画」とかではなく、どんなにつらい状況や今が例え悲しみのどん底であったとしても、取り敢えずご飯だけ食べる事が出来れば・・・
いつかは「人生捨てたもんじゃない」って思える日々が必ず来るものだと思えるのです。実際に自分も今まで生きて来てそう思っているしね。共感出来るんですよね。
しあわせのひなた食堂 (ビッグコミックス) [ 魚乃目三太 ] 価格:596円 |
食べ物の話ついでに書いておこうと思いますが、昨日の記事で「ひよこ」に少し触れましたよね。「オスのひよこは卵を産まないから価値が無い」と書きましたが、そのオスのひよこはどうなるか分かります?
オスのひよこは全て殺処分。
そうです、全て殺処分です。孵化したらすぐにベルトコンベアーで流され、オスとメスを判別した後はオスは殻ごとゴミ袋に入れられ、窒息死させた後は焼却処分。
あるいは判別後のオスはそのまま違うコンベアに載せられ、そのまま粉砕機に送られて生まれて一度も餌を口にすること無く、生きたままミンチにされます。これはペットフードや肥料にされるとのこと。
「せめて大きくしてから鶏肉で食べないの?」と思いますが、その為には餌を与えながら二ヶ月は飼育しなくてはいけないので、コスト的に割に合わないのだとか。人間って身勝手ですよね。やるせない気持ちになってしまいます。
然しながら、ドイツを初めとする先進諸国では「孵化するより前の早い段階で卵の状態からオス・メスを判別する技術」を構築し、オスの殺処分ゼロを目指して居るようです。ドイツは2017年、アメリカは2020年までに完全に殺処分ゼロにするべく法整備をしました。これならオスは殺処分せずとも「卵の状態」で流通出来ますしね。
中国も追従する形でいますが、日本だけは一般にこういう認識がゼロに等しいらしく、恥ずかしい事だと思いました。日本って案外と発展途上国なのかも・・・
改めて、ご飯を食べる時は(お命を)「頂きます!」食べた後は「ご馳走さまでした!」って言わないとダメだなぁ。って思いますね。
そうそう、話は変わりまして。我が家の「ぬか床」が絶好調でございます!足しぬかを何度か繰り返し、毎日我が子のように手を掛けて来たおかげで「美味しいぬか漬け」を楽しんでおります。やってみると面白いもんですね。
それじゃ!
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