コックリさんコックリさんお入り下さい

コックリさん

コックリさん(狐狗狸さん)とは、西洋の「テーブル・ターニング(Table-turning)」に起源を持つ占いの一種。 机に乗せた人の手がひとりでに動く現象は心霊現象だと古くから信じられていたが、科学的な見方では意識に関係なく体が動くオートマティスムの一種と見られている。 ウィキペディアより引用

職場のお昼休みに、子供の頃に流行った遊びから「コックリさん」が浮上しました。あまりにも懐かしかったので記事に起こしてみますね。

実は僕が中学1年生の頃に、兄の部屋にあった「コックリさんの本」ってのを勝手に学校に持ち込み、話題にしたことが有りました。当然、「やってみない?」って話になるわけで。

今時ここで「やり方」とかを書くのも、当ブログ的にも社会的通年上からもどうかと思うので端折りますけど、どうしても知りたい方は「コックリさん やり方」とかで各自勝手にググってみて下さい。その場合、あくまでも「知的好奇心」を満足させるだけに留めておいて下さい。もしご自分で行動に移し、健康や精神に異常をきたしたとしても、当方は一切関知しません。絶対に勧めませんのでよろしくお願い致します。これを破って行動に移して害が及んだとしても、当方は苦情や文句は一切受け付けません。

結局僕の家で、僕の部屋で友人5人でやったんだけど当時は驚愕しましたね。冗談抜きで五人で指の爪先だけで触れた(筈)の状態の10円玉が質問に対してスイスイと動き回るのですから。あれはビックリしますよ。

昭和50年代当時、「夏と言えば心霊!」って時代でして夏休みを狙って各局で「あなたの知らない世界」だとか、中岡俊哉の「恐怖の心霊写真集とかが大流行の時代でしたからね。

中岡俊哉の心霊写真本はマジで怖かったw
夏休みはこれ見てビビりまくってたなー(笑)

まあ10円玉が動いたりしたのは結局は「集団催眠」に掛かった状態になり、無意識の内に10円玉に添えた指や腕の筋肉が働いて10円玉を動かすんだそうな。

「コックリさん」を囲んだ友人同士、無意識の内に自己催眠に陥った状態で共通認識の通りに10円玉が動いていた、って事なのでしょうね。

これを機会に仲間内では3回ほどコックリさんをやったのですが、「霊で遊ぶのは良くないから辞めよう!」って僕の提案で仲間内ではやらなくなったのですが、この話を聞いた奴らが「コックリさんって何?どうやるの?」とか聞かれる事が多くなって、説明も面倒くさいので前出の「コックリさんの本」ってのをあげたら、これが元で学校全体中に「コックリさん」が広まってしまい、大問題に。

放課後の教室でコックリさんをやっていた女子が過呼吸でぶっ倒れたり、一大事になってしまいました。あれはマジでビビった。

ある日、教務室に呼ばれたので何なんだろう?って思ったら、いつか誰かにあげた「コックリさんの本」を持ったK先生が。「この本を学校に持ってきたのはお前か!」ってさんざん絞られましたねー。

「コックリさんは心霊現象でも何でも無い!【集団催眠】と言って、とても危険なものなんだ!!」って先生に昼休み丸ごと説教されました。当時は「そんな事を俺に言われてもよー」なんて思ってましたが、今思うと凄い怖い話かも。

まあ、この時期を同じくしてコックリさんは日本中の中高生の間で広まり社会問題化してしまったのですが、流石にそれは僕のせいではないw

一言で言えば「時代」ってやつだったのですね。僕が広めなくても、結局誰かが広めてた。雑誌やラジオの深夜放送からブームは既に広がりを見せていたのです。

それから約20年後、ウチの子供達が中学に行くようになったら、なんとそのK先生が「校長先生」になっていてビックリ。子供にK先生との思い出を話したら、我が子が「校長先生!うちのお父さんが子供の頃に校長先生にゲンコツ貰ったって言ってました!」って言っちゃった。(笑)

校長先生曰く、「お父さん、なんて名前だ?」って言われたので僕の名前をフルネームで出したら瞬時に「おー!君は〇〇君の娘さんか!」って嬉しそうに笑っていたのだとか。そこまで印象に残るほどの問題児だったのか、俺は。

まあ、良い時代でしたね。大人も子供も将来は明るいと信じていられる世の中だったから、大らかなものでした。またそんな時代にならないかなあ。

これから結婚して家庭を築く若者や孫の世代まで永遠に平和で幸せで安心して暮らせる世の中にしないとですよね。

残念ながら今の日本は全然そんな国じゃないけど。

それじゃ!

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