山菜の季節真っ盛りです!若い頃は「あんな草食って何が美味いんだ?」程度にしか思ってなかった山菜も、歳を追うとご馳走だと思うようになる不思議。ただ種類によってはアク抜きが必要なものもあります。その代表的なのが「わらび」。そんな「わらび」のアク抜きのやり方を紹介します。
今日は天気もそんなに悪くなかったし、そろそろ山菜の季節だな、と思い車を山手に30分ほど走らせて山菜を買って来ました。田舎なので30分も車を走らせると海があり、山に向かえば山奥に行く、という最高の立地なのです。(笑)
しめて1200円と若干高く付いた気がしないでも無いが、山に入って採ればタダだし、健康も兼ねた山歩きも出来て「山好き」な人にはバカバカしいのかもだけど、親戚や友人知人の山ならともかく知らない山に勝手に入って、良い歳をして他人に怒られたくもないので購入しちゃいます。(笑)
歩くのも嫌だし、自分で見つける知識が無いってのも有るんですけどね。まあ、そんな訳で早速・・・
超簡単!わらびのアクの抜き方(下処理のやり方)
まずはワラビが浸かる位の大きな鍋を用意し、たっぷりのお湯を沸かします。沸騰したら、火を停めてお湯の量の1%以内の「食用の重曹」を入れます。この重曹の量が多いとワラビが溶けるので注意!
鍋に張ったお湯とにらめっこし、「このお湯の量100分の1の量!」と叫びながら適量な重曹を入れましょう。嘘です、心配な方は大体でいいので計りましょうね。
ちなみに僕はこの鍋にこのお湯の量で、大さじで1杯半より少し多めに入れました。お湯の量は4リットルくらいは有ります。
「木灰」が手に入るのであれば、「木灰」を使いましょう。重曹と違って量が多過ぎても大丈夫です。一掴みほど入れれば大丈夫です。
沸騰したお湯に「重曹」および「木灰」を入れたら、粗熱が取れるまで5分位、冷ましましょう。温度にして85℃前後。そこに「わらび」をヒタヒタに沈め、一晩(八時間くらい)放置しましょう。水が黒っぽく変色するはずです。
その後は水を綺麗な水に入れ替え、穂先の「もじゃっ」とした部分は食べれないのでカット。あとはキレイに切りそろえて削り節をのせておひたしにして食べるも良し。炒め物や煮物にするも良しです。
木灰が有れば木灰でアク抜きするのが一番簡単なのですが、重曹だとある程度ちゃんと量を計らないと塩梅が難しいのですが、まあ一回試しにやってみると直ぐに塩梅が解るようになります。不安な方は、ちゃんと量を計ること。「水の量の1%を超えてはいけない」を守ってくださいね。
シャクッ!として歯ざわりとトロッとした舌触りはこの時期ならでは、「採れたてのわらび」じゃないと味わえない美味しさです。「山の恵よありがとう!」ってもんですよ。(笑)
わらびも良いけど、コシアブラもね!山菜の王様です
毎年この時期、山菜が出回り始めるといの一番に思い浮かべるのがコレ!
山菜の王様、「コシアブラ」なんですね。山の中の道の駅の山菜コーナーとかで真っ先に売り切れになっちゃんです、このコシアブラ。クセはあるんだけど強すぎず、むしろ「良い風味」がしてなんとも言えない美味しさなんですよね。
そんなコシアブラ、美味しく頂くにはちょっとした下処理が必要です。美味しいから苦にならないけどね。(笑)
下の写真↓のこの部分、俗に言う「はかま」って所を取ってあげないといけません。面倒だったら別に取らなくても良いのですが、汚れが溜まりやすい所だし、食感も良くないので頑張って取りましょう。
この部分を根気よくチマチマと取るわけですが、そんなに面倒な作業でもないので頑張って下さい。(笑)
取リ終えたら、たっぷりの水でざぶん、っと軽く洗いましょう。
ザルに上げて水気を切った状態。
お店のおばちゃんがオマケしてくれたもんだから、残りはジプロックに入れて冷蔵庫へ。この状態で2~3日は持ちますので。
もっと長持ちさせたい場合は冷凍庫に入れたり、塩漬けにする手も有るのですが、僕個人的には「旬の時期に旬の物を頂く」のが一番美味しいし、体にも良いと思うので、昔に比べて一年中他の食べ物が出回っている季節感のない現代だからこそ、旬を大切にしたいですね。
簡単に言うと、旬が終わったら来年まで我慢するからこそありがたいと思うのです。まあ僕がそう思うだけなんですけどね。考え方は人それぞれです。
そんな訳で、今年初のコシアブラの天ぷらです!
素人料理なので見栄えは悪いですね、それこそ「ただの草を天ぷらにした」みたい。 ・・・戦後か!!(でもメッチャ美味しかったです!)
5月末くらいまで、この山菜の季節は楽しめそうですね。それが終わると既に初夏。あっという間に夏がやって来ます。夏を待ち遠しく感じるこの季節が僕はい一年の内で一番大好きです。「早く夏休みが来ないかな~!」みたいな。
春休みが終わったばっかりなんですけどね。(笑)
今晩はこの辺で。それじゃ!
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